2005年05月20日

くるまって

オランダで、道路の信号や標識を撤去しようという動きがあるんだって。ドイツなんかにも飛び火の勢いだそう。もう撤去済みのまちもあるらしい。結果、景観もよくなり、そして何より撤去前より車の走行スピードが下がったそうだ。発想の大逆転?わたしたちが普段安全と思い込んでいるものの中に、実は危険がひそんでいるのかもしれない。氾濫した情報が、わたしたちの感覚を鈍らせているとか?

実は1ヶ月ほど前に、事故を起こしてしまって、けっこう落ち込んでいる。ぼーっと走っていて、信号黄色の交差点、直進すると、気付けば目の前に車。あわててブレーキをふんでも、時すでにおそし。けが人が出なかったことが不幸中の幸いだった。最近、ほぼ車を運転することがなくなっていて、ひさしぶりの運転はすこし緊張した。なんだかいやな予感がしたのだ。信号があってもなくても、全身の感覚はいつもフル稼動で運転しなくっちゃいけないんだと身にしみた。
今、つくづく感じているのは、車って凶器だなぁってこと。免許をとってはや6年。今まで無事故だったから、こんなに車がこわいものだって考えたこともなかったけれど。でもよく考えてみると、大きな鉄のかたまりが、すごいスピードで移動しているのだ。破壊力はいかほど?ぼけっと運転するなんてもってのほかだ(反省)。そんなことを考えだすと、すっかり車を動かすのがこわくなってしまった。

ところが田舎は車社会。車がないと、どこへも行けない。バカ高いバスは1時間に2本。駅まで片道400円。そんなわけで、どこの家庭にも当然のように複数台の車がある。交通網が発達している都市部とはちがって、ここでは車は生活必需品なのだ。でも、昔は車なんてなかったんだよな。ゆったりと、徒歩や自転車で目的地に向かう悠長さは、わたしたちにはもうないんだろうか。
それでも、車に乗る機会はなるべく減らしていきたいと思う。安全の面からも、エコの面からも。車のメリットとデメリット、天秤にかけると、多くの人はきっとメリットの方へかたむくんだろう。車は必要だとしても、無意味に大きな車に乗らないとか、アイドリングはしないとか、近いところへは自転車で行くとか、そういう簡単なこころがけが大切なのかも。誰にでもできるしね。そして凶器を動かすことがおそろしくなってしまったわたしは、日々自転車キコキコだ。(そもそも最近家から出ていないけど)

余談。昨年末にともだちが、オランダへ嫁いでいった。
彼女のくらすまち(アムステルダム近郊)の道路での優先順位。
1.ガチョウ 2.自転車 3.人間 4.車
なんだそう。なんてすてきなんだろう。日本では有無を言わさず車が1番。こどもやお年寄りのそばを、轟音をたてて走り去っていく車を見るとき、とても心がかなしくなる。


posted by season at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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