2005年11月14日

焼き芋

かきねの かきねの まがりかど たき火だ たき火だ 落ち葉たき
「あたろうか」 「あたろうよ」 北風ぴいぷう 吹いている

秋の風物詩、焼き芋。これをやらなきゃ冬を迎えられない、っておおげさでなく、それくらい大好きな焼き芋。冷たく乾いた空気の中、ぱちぱちと音をたてる焚き火にあたるしあわせ。そんな中からおいしいおいしいお芋さんが出てくるしあわせ!
よく晴れた秋の日、仲のいい友だちとふたり、焼き芋をした。田んぼのすみっこの焚き火のそばで、ゆるいねえ、なんて口々につぶやきながら、ほこほこのお芋さんを食べた。焚き火からたゆたう煙が、風にのってすうっとどこかへ消えていく。あまくてあたたかい、秋の味がした。

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ひとしきり満腹になった後、食べきれなかったお芋さんを持って、友だちの家ちかくの城跡に登った。西へ傾いたお日さまが橙色に世界を染めて、秋の、午後の、城跡。すべてが美しくて、なんだかもうじゅうぶんだった。時代は、世界はうつろいゆく。今はわずか、石垣や石柱が残るばかりのこのお城、戦国の時代にはどれほどの繁華を誇ったんだろう。城下を眺めながら、お芋さんをむしゃむしゃ食べながら、そんなことを考えた。遠く山の裏っかわ、我が家が透けて見えるようだった。
下界におりると、今まさに太陽がぽっかりと大地に沈まんとしていた。今日ももうじき1日が終わりを告げる。そんなことを改めて感じながら、家路につく。友だちのこいでくれる自転車のうしろにまたがって、昼間よりずいぶんと冷え込んできた風に身をすくめた。

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色づきはじめたもみじ。

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夕暮れの石段。

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太古から何も変わることなく、太陽は昇り、また沈む。
posted by season at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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